現役大学生の悩み1位は「お金」約10年前と比べて、投資に関心を持つ大学生は3割アップ auじぶん銀行調査

 auじぶん銀行株式会社(東京・中央区、 石月 貴史 代表取締役社長)は、18歳から22歳の現役大学生男女と、28歳から32歳の大卒者男女を対象に「Z世代とミレニアル世代の大学時代の価値観に関する調査」を実施した。
「お金」「恋愛」「就職」などさまざまなトピックスについて、Z世代である現役大学生の今の価値観と、ミレニアル世代である28歳から32歳の大卒者男女の大学生の頃の価値観を調査し、約10年前との変化を探った。
 調査の結果、Z世代の現役大学生の方が日本経済や自身の将来のお金に対して不安を持っている人が約2割多いことが判明。約10年前と比べ投資に関心を持つ大学生が約3割多いことが分かった。また、大学時代の結婚願望はZ世代の現役大学生が約6割に対し、ミレニアル世代は約3割で、2倍の差があることが明らかに。その他、就職で重視するポイントなどさまざまな調査を実施。大学生の価値観の変化や世代間ギャップがうかがえる調査結果となった。

調査結果 トピックス
1.大学生の悩みと流行り
・Z世代 現役大学生の悩み1位「お金(60.1%)」、約10年前より10%以上増加

2.大学生のお金に関する価値観
・Z世代 現役大学生の約9割は日本経済や自身の将来のお金に不安
・約10年前と比較し、お金に不安を感じる大学生は約2割増加
Z世代 現役大学生の6割以上が投資に関心あり 約10年前より関心のある大学生は約3割増加

3.就職に関する価値観
・両世代ともに就職で重視するポイント「仕事内容」「給与や賞与の高さ」「やりがい」が上位に
Z世代 現役大学生は「社員の雰囲気・人間関係」「雰囲気」など働きやすさを求める傾向

4.恋愛に関する価値観
・約10年前と比較し結婚願望を持つ大学生は約2倍に Z世代 現役大学生の約6割が結婚願望「あり」と回答

■調査概要
・調査テーマ Z世代とミレニアル世代の大学時代の価値観に関する調査
・調査方法 ウェブアンケート調査
・調査対象者 18歳~22歳の現役大学生男女250名、28歳~32歳の大卒者 未婚男女250名
・調査実施日 2022年9月8日(木)~2022年9月11日(日)
・調査主体 auじぶん銀行株式会社
・調査機関 株式会社ネオマーケティング

1.大学生の悩みと流行り
 Z世代 現役大学生の悩み1位「お金(60.1%)」、約10年前より10%以上増加。大学生の悩みについて調査を実施した。Z世代の現役大学生には現在の悩みを、ミレニアル世代には約10年前の大学生の頃の悩みについて調査した。

 Z世代の悩み1位は「お金(60.1%)」、次いで「勉強(43.3%)」「友人関係(41.8%)」という結果になった。ミレニアル世代の大学生の頃の悩みは「友人関係(50.8%)」「お金(48.2%)」「就職活動(48.2%)」となった。。「お金」については今も約10年前も悩んでいる人が多いが、現役大学生であるZ世代の方が悩みを抱えている人が多い結果に。「就職活動」については、Z世代が約3割なのに対し、ミレニアル世代は約5割で、約10年前の大学生の半数が就職活動に悩んでいたことが分かった。

2.大学生のお金に関する価値観
 Z世代 現役大学生の約9割は日本経済や自身の将来のお金に不安。約10年前と比較し、お金に不安を感じる大学生は約2割増加
 Z世代の現役大学生の悩み1位にランクインした「お金」について深堀りして調査した。Z世代には日本経済や自身の将来のお金に関して、不安を感じるか、ミレニアル世代は大学生の頃に不安を感じていたかを質問。結果、Z世代は「感じる(56.0%)」「どちらかというと感じる(31.6%)」を合わせて9割近くの人が、不安を感じると回答。ミレニアル世代で「感じていた(39.6%)」「どちらかというと感じていた(30.0%)」と回答したのは約7割だった。両世代もお金に対して不安を感じている人が多数派だが、約10年前と比べ、不安を感じる大学生は増えている。年金問題や、新型コロナウィルス感染症の流行など、さまざまなことから将来のお金について不安が大きくなっていると考えられる。

 Z世代 現役大学生 6割以上が投資に関心あり。約10年前より関心のある大学生は約3割増加。続いて、Z世代の現役大学生には投資に関心はあるか、ミレニアル世代には大学生の頃関心があったかを聞いたところ、Z世代は「ある(28.0%)」「どちらかというとある(33.6%)」をあわせて、6割以上の人が関心あると回答。一方、ミレニアル世代は「あった(16.4%)」「どちらかというとあった(16.0%)」と回答した人は約3割程度だった。約10年前と比べ、投資に関心を寄せている大学生が3割近く増加していることが分かった。投資に対して関心を持つ大学生が増えていることが分かったところで、大学生の頃に投資の経験がある人は実際どれくらいいるのか調査。「投資経験がある」と回答したZ世代は14.8%、「(大学生当時)投資経験があった」と回答したミレニアル世代は12.4%と、どちらの世代も1割程度に留まる結果となった。現役大学生であるZ世代は、投資への関心が高い人は多いものの、実際に投資までアクションを起こせている人の割合は約10年前から大きな変化がないようだ。さらに投資経験のある人に何をしている(していたか)を質問。両世代の1位にランクインしたのは「株式」だった。

3.就職に関する価値観
 両世代ともに就職で重視するポイント「仕事内容」「給与や賞与の高さ」「やりがい」が上位に。Z世代 現役大学生は「社員の雰囲気・人間関係」「雰囲気」など働きやすさを求める傾向
 就職に関する価値観について調査した。現在、コロナ禍で採用面接がオンラインになるなど、動き方も変わってきている就職活動。Z世代の現役大学生には、今後就職する上で重視すること、ミレニアル世代には大学生の頃就職する際に重視したことは何か質問した。両世代ともに上位にランクインしたのは「仕事内容」「給与や賞与の高さ」「仕事のやりがい」だった。Z世代は「社員の雰囲気・人間関係(40.0%)」や「会社の雰囲気(35.6%)」を求めている人がミレニアル世代よりも多く、他人とのコミュニケーションの取りやすさや働きやすさを重視している人が多い傾向にある。

4.恋愛に関する価値観
 約10年前と比較し、結婚願望を持つ大学生は約2倍に。Z世代 現役大学生の約6割が結婚願望「あり」と回答。恋愛に対する価値観について調査した。まず、Z世代の現役大学生には結婚願望はあるか、ミレニアル世代には大学生の頃結婚願望があったか質問。Z世代は「ある(32.0%)」「どちらかというとある(28.4%)」を合わせて60.4%の人が結婚願望はあると回答。ミレニアル世代は大学生の頃「あった(14.8%)」「どちらかというとあった(19.6%)」を合わせて34.4%の人に結婚願望があったことが分かり、約10年前と比較し、結婚したいと考えている大学生が約2倍に増えていることが判明した。
 次に恋人・パートナーの有無と、出会いのきっかけについて調査した。Z世代の現役大学生で恋人・パートナーがいる人は45.6%、ミレニアル世代で大学生の頃恋人・パートナーがいた人は52.0%だった。その恋人・パートナーと出会ったきっかけを質問したところ、両世代とも1位にランクインしたのは「大学」で約3割の人が回答した。Z世代の2位は「高校以前の学校(小中高など)(21.1%)」だが、ミレニアル世代では6.5%という結果に。ミレニアル世代の4位にランクインした「友人や知り合いの紹介(12.3%)」は、Z世代では4.4%。ランク外のミレニアル世代の6.6%が回答した「合コン」はZ世代では0.9%に留った。コロナ禍もあり、人と食事に行ったり遊んだりすることがなかなかできない現代の状況が反映される結果となった。

みんなが私塾界!