今年度はじまった「金融教育」 高校生の満足度は 80.7%

「グローバルファイナンシャルスクール」以下略:GFS(東京・港区、市川雄一郎 校長)は、金融教育の授業を受けた、全国の高校生 502 名にアンケートを行った。
 今年度から高校家庭科で必修化された金融教育。高校生の金融教育への満足度は 80.7%と高評価の一方、 18 歳成人にともない、自分名義で契約できることには 45.4%が抵抗を感じていることがわかった。

・高校生の金融教育に対する評価は全体的に高い傾向

・ 取り上げられたテーマ、最多は「金融トラブル」 最少は「資産形成」

・ ローンやクレジットカード、携帯電話など、18歳成人にともない自分名義で契約を
結べることに抵抗がある高校生は 45.4%

・ 18 歳になったら自分のクレジットカードを作りたい高校生 63.7%

・ 金融教育を受けて、資産形成に「早速取り組んだ」高校生は 7.8%
取り組みの最多は「ポイント運用」、次いで「株式投資」「ポイント投資」「仮想通貨」

・ 学校以外で、資産形成などを学ぶ環境に「ぜひ参加したい」高校生は 14.3%、
「興味がある」は36.1%

調査概要
 調査方法: インターネット調査
 調査対象: 金融教育の授業を受けたと回答した、全国の高校生の男女
 調査期間: 2022 年 9 月 16 日〜9 月 23 日
 有効回答: 502 名

■調査結果詳細
・授業に対する高校生の評価は全体的に高い傾向に
 ― 満足度は「満足」「やや満足」 計 80.7%。
 ―「わかりやすかった」「まぁまぁわかりやすかった」 計 77.5%。
 ― ためになったと「とても思った」「思った」 計 87.9%。

 金融教育のわかりやすさについては、「わかりやすかった 」が 22.7%、 「まあまあわかりやすかった 」が 54.8%と、高校生の 4 人に 3 人がポジティブな回答をした。
 ためになったか、については、 「とても思った」が 36.9%、「思った」が 51.0%となり、満足度は「満足」 が 28.5%、「やや満足」が 52.2%と、どの質問も約 8 割の高校生がポジティブな回答を選んでいる。

取り上げられたテーマ、最多は「金融トラブル」
 金融庁が公表している指導教材をもとに、金融教育でどのようなテーマを取り上げたかを聞いたところ、 「金融トラブル」(67.3%)が最も多く、次いで「お金を“使う”こと」(50.2%)、「お金を“借りる”こと」(49.0%) が取り上げられた一方で、「お金を“貯める・増やす”こと(資産形成や金融商品について)」は最も少ない回答となった。

・ローンやクレジットカード、携帯電話など自身の名義で契約を結べるようになることに抵抗がある高校生は 45.4%
 お金に関する契約が成人となる 18 歳でできるようになることに、半数近く(45.4%)の高校生は抵抗があるようだ。特に今の高校生はいきなり成人年齢が近づいたと感じる世代でもあり、余計に戸惑うことも多いと予想している。

・18 歳になったら自分のクレジットカードを作りたいと考える高校生は 63.7%
 お金に関する契約に抵抗感を持ちながらも、63.7%の高校生は自分のクレジットカードは「作りたい」と回答した。一方で抵抗のある高校生は「親と相談して決めたい」(25.9%)となった。

金融教育を受けて、資産形成に「早速取り組んだ」高校生は 7.8%最多は「ポイント運用」、次いで「株式投資」「ポイント投資」「仮想通貨」
 金融教育を受けて、7.8%(32名)の高校生が、資産形成に「早速取り組んだ」と回答した。また「取り組みたいと思わなかった」と回答した人は 17.1%にとどまり、8 割以上の高校生は金融教育を受けて、いつかは投資に取り組んでみようという考えを持ったこともわかった。

 「早速取り組んだ」と回答した 32 名が実際に取り組んだ内容も聞いたところ、一番多く回答されたのは「ポイント運用」(53.8%)となりました。
 次いで「ポイント投資」「仮想通貨」「株式投資」が多く選ばれたほか、その他の取り組みにも満遍なく回答が集まっており、その行動力や興味の高さが伺えた。

グローバルファイナンシャルスクール(GFS)は資産形成の教育の浸透を目指す、金融オンラインスクール。 数多くの講座数を誇り、生徒数を伸ばしている 。

みんなが私塾界!