株式会社すららネット(東京・千代田区、湯野川 孝彦 代表取締役社長)の「すらら」が、東京都教育委員会の「TOKYOデジタルリーディングハイスクール事業」(TOKYO教育DX推進校)において、AI教材として採択され、2022年9月より指定された都立高校5校で利用が開始された。
都立高校5校で2023年3月31日までの期間中AI教材を活用し、個別最適化された学びの実現に取り組む。
事業に指定された19校のうちの5校(都立八潮高等学校、都立小台橋高等学校、都立光丘高等学校、都立八丈高等学校、都立小笠原高等学校)は、AI教材を活用する学校として、すららネットで開発・提供するICT教材「すらら」を使用した検証を開始した。「すらら」はつまずき分析機能を活用した弱点の明確化、難易度コントロール機能によるアダプティブな演習、アニメキャラクターによる双方向のレクチャーでのゼロから学び直しできることが特徴。個別最適化したICT教材としての有用性が認められ採用された。
指定校の高校では、生徒の習熟度の違いへの対応、基礎学力の定着、主体的に学ぶ姿勢を増やすことなどが課題となっている。従来の一斉授業では、1クラス内の学力や定着度の差がある生徒一人ひとりへの対応には難しさがある。そこで「すらら」で義務教育の内容の学び直しや、高校の内容の定着を行うことで、先生の教える負担を軽減する。その代わりに、先生は進捗を確認しながら一人ひとりに合わせた声がけや指導を行うことにより、主体的に学ぶサポートができるようになる。