明治・大正期の輸出陶磁器を中心に展示する美術館の公益財団法人 横山美術館(愛知・名古屋、横山 博一 理事長)は、2022年8月5日(金)より企画展「ノーマン・ロックウェル展」(後援:愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・名古屋市立小中学校PTA協議会・瀬戸市)を開催する。
横山美術館公式HP:https://www.yokoyama-art-museum.or.jp/
瀬戸で制作された陶磁器製の置物や装飾品、人形は「セト・ノベルティ」と呼ばれ海外の人々に愛されてきた。陶磁器製の置物自体は既に15世紀のイタリアや、18世紀のドイツなどで作られ始め、戦後の日本においては愛知県瀬戸市からアメリカなどに向けて輸出されていた。これらを語るのに欠かせないもののひとつが、古き良きアメリカを描いた人気イラストレーター、ノーマン・ロックウェル作品のノベルティ。代表作をもとに瀬戸の職人によって、立体的に仕上げるための原型や鋳込み成型の技術が注ぎ込まれ、平面画のイラストでは見ることのできない構図を作り上げている。さらに人形の絵付けにより、喜怒哀楽が表情豊かに表現されている。
この企画展では、ノーマン・ロックウェルのノベルティを通して、瀬戸の製陶技術の素晴らしさやアメリカンライフが楽しめる。
《学芸員によるギャラリートーク》
*事前申込不要、要入館料
8月6日(土)、8月20日(土)、9月3日(土)、9月17日(土)、10月1日(土)、10月15日(土)、11月5日(土)(各回13:30〜)
学芸員による作品解説を行う。
4階の企画展と1階〜3階の常設展を合わせて、1時間程度を予定。