大正大学(東京・豊島区、髙橋 秀裕 学長)表現文化学科アート&エンターテインメントワークコースの授業「専門ゼミナールⅡ社会課題・ブランディング(外川智恵担当教員)」は、2020年度より、日本の空港国際力向上に向けたPR方策に関する共同研究を実施している。今回、受講学生の3年生のうち代表6名が、公益財団法人 日本交通文化協会、株式会社NKB、株式会社レッツエンジョイ東京とディスカッションを行った。
この企画は、アフターコロナを見据えて、訪日外国人の情報弱者問題に対処することを目的に、再訪率を向上させるためのPR方法を研究。訪日外国人の95%が利用する空港を体験実証の場として、エンターテインメントの力で課題解決をするためのプロセスや仕組みのデザインに取り組んでいる。
今回は、協力企業の先生方に向け、企画概要と映像案についてのプレゼンテーションを実施し、企画の実現性などの観点からフィードバックを行った。ディスカッションを通して、学生ならではの視点や大正大学表現学部らしさなどのアイデンティティの重要性や、協賛企業獲得のための企業メリットとコスト意識の徹底と具現化のための具体的な見通しを立てることの重要性などを学んだ。最終的に企業への提案を目指し、引き続き、実社会への実装を目標に展開していく。
【協力企業】
●公益財団法人 日本交通文化協会
パブリックアート事業を中心に文化の発展に寄与し、優れた人材を育英する公益財団法人
●株式会社NKB
駅スペースに特化した交通広告代理店。『ぐるなび』開設等のIT事業や派生する食関連事業も手掛ける
●株式会社レッツエンジョイ東京
メディア運営を通じて人々におでかけの楽しさを提案し、豊かな暮らしづくりに貢献できるサービス提供を追求する