大阪文化服装学院(大阪市、岩﨑一哉 理事長・校長)は、「3Dモデリングを活用した商品企画からの商品化」を目指す産産学学プロジェクトを2021年5月より進めてきた。商品化が実現し、アーバンリサーチが手掛けるサステナブルブランド「THE GOODLAND MARKET 」の店舗およびオンラインストアにて販売をスタートした。
ファッションテック専門スクール「東京ファッションテクノロジーラボ(TFL)」(東京・渋谷区、市川雄司 代表)と、繊維商社の株式会社ヤギ(東京・港区/大阪市・中央区、代表取締役 社⻑ 執⾏役員)、大手アパレルメーカーの株式会社アーバンリサーチ(大阪市・西区、竹村幸造 代表取締役)との「産産学学」連携で実施し、3Dモデリング技術を活かした未来型のサプライチェーン構築のための ‘実証実験′ として位置付けている。
■販売先
・アーバンリサーチのサステナブルブランド「THE GOODLAND MARKET 」店舗
https://www.urban-research.co.jp/shop_cat/store51/
・アーバンリサーチ公式オンラインストア
https://media.urban-research.jp/brand/the-goodland-market/
この企画は、アパレル産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する主力技術である3Dモデリングを活用することで、新たな感性・デザインを生み出し、ビジネス直結の新しい産学協同を実現することを目的とした、業界注目の一大プロジェクト。
学生は、アーバンリサーチが手掛けるサステナブルブランド「THE GOODLAND MARKET」に向けて3DCGを駆使し、企画・デザインを提案。TFLは3DCGの精度アップなどの技術指導、ヤギは生地素材の提供、サンプル作成、商品化を手掛けた。「THE GOODLAND MARKET」の企画チームには、長期間にわたり、学生を手厚く指導、商品化まで導いた。
このプロジェクトは、従来のファッション産業構造を変革し、未来型のファッションサプライチェーン構築のための ‘実証実験′としても位置付けている。3Dモデリング技術を活⽤して、機会ロス・在庫ロスを軽減する情報統合⽣産体制を築き、クリエイターが新たな感性・デザインを生み出せる環境に最適化することについてのシミュレーションを行っている。