京進が日本初となる海外大学進学準備校を2023年2月に開校

 学習塾や日本語学校、英会話教室などを全国的に展開する京進は、オーストラリアの公立大学附属教育機関と提携した進学準備校(ファウンデーションコース)を、2023年2月に開校する。海外大学附属のファウンデーションコースは、日本で初となる。

京進が提携した濠州・シドニーに本部を置く
ニューサウスウェールズ大学(UNSW)

 キャンパス名は「UNSW Foundation Studies Program Kyoto Campus」。提携先はシドニーに本部を置くUNSW Globalで、その母体であるUNSW(ニューサウスウェールズ大学)は、最新のQS世界大学ランキング(2022年6月8日発表)で45位、QS世界大学就職力ランキングで29位、オーストラリアトップ8大学の一つという名門だ。
 通常、オーストラリアの大学へ進学する際は半年ほどの空白ができるが、今回開校する日本校は2月にスタートするため、そうしたことが生じない。
 また、慣れない土地での生活となる留学1年目は負担が多く、挫折するケースが少なくない。その点、1年目を日本国内で修了できるのは大きなメリットとなるだけでなく、1年目の現地滞在費を抑えられるのも利点だ。
 キャンパスは、京都市内のホテルにオープン。1期の定員は20名程度で、1年間で2期開講(最大40名)を予定している。2022年6月から学生募集をおこない、来年2月から9カ月、基礎課程を提供する。
 プログラムは日本からの留学生に人気の高いCommerce(商学)分野を予定していて、修了後は経済学や経営学、商学などの専攻分野で学士を取得することとなる。
多くの学生がUNSWへ進学することが見込まれるが、それ以外の海外の名門大学に希望があることも想定し、京進ではサポート体制を準備している。
 また、今後は京都以外のキャンパス開設も検討しており、京進としてはトップクラスの海外大学進学希望者に道を広げていきたいとしている。

みんなが私塾界!