米Appleは、ロシアでのApple商品の販売を一時停止すると3月1日に発表した。ロシア国内への製品輸出を全停止するほか、モバイル決済サービス「Apple Pay」などのサービスの利用も制限する。さらに、App Storeからロシア国営メディアRT NewsとSputnikのアプリをロシア以外の地域でのダウンロードできないようにする。また、ウクライナの安全のため、Apple Mapsでのウクライナ国内の渋滞情報、事故情報の表示を停止した。
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、ウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相は2月25日にAppleの最高経営責任者ティム・クック氏に対し、ロシアで「App Store」へのアクセスを遮断するよう要請していた。今回の制限は、要請を受けた措置とみられる。
アップルは声明を出し、「私たちは引き続き状況を評価し、私たちが取るべき行動について関係各国政府と連絡を取り合う。私たちは、平和を求める世界中のすべての人々とともに行動する」と表明した。