東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営する株式会社ナガセ(東京・武蔵野市、永瀬 昭幸 代表 取締役社長)は、107,450人の高校生・中学生に2021年10月・11月に実施した「全国統一高校生テスト」「全国統一中学生テスト」の受験に対して独自アンケートを行った。高校生・中学生のプログラミング学習への取り組みに関する調査結果を株式会社ナガセのHP上で発表した。
【1】 8割以上の高校生・中学生が「プログラミングは必要なスキル」と認識
「プログラミングが今後必要なスキルになると思うか」の質問に「とても思う」と 「そう思う」の合計は、高校生が 86.0%、中学生が 83.7%だった。学年が上がるにつれて増加する傾向にあり、高校生では全学年が 85%を超えている。多くの高校生がプログラミングは今後、重要となると考えていることがわかる。
【2】 中学1年生の半数以上が「プログラミングができる」と回答
「どの程度プログラミングができるか」を聞いたアンケート結果。「プログラミングは今後必要なスキルになると思うか」という質問とは反対に下の学年になるほど、「プログラミングができる」と回答する生徒が多い傾向にある。中1においては、何らかの形でプログラミングができると答えた生徒が半数を超えている。
プログラミング言語を活用してプログラミングができる層[競技プログラミングや Kaggle に取り組む+テキスト入力のプログラミング(自分一人で)]も、中学生ではどの学年も 10%を超えていた。
今回の調査結果の背景には、学校教育におけるプログラミング教育の拡充がある。まず、2020年度から小学校でプログラミングが必修となり、2021 年度には中学校でのプログラミング教育が拡充された。現中学1年生は小学校でプログラミングが必修となった学年のため、一つ上の中2と比較しても「プログラミングができる」 と回答した割合が高くなっている。
また、高校においては22年度からプ ログラミングを含む「情報I」が必修となる。「大学入学共通テスト」にも追加され、国立大が試験科目に加える方針を示しているなど、プログラミングへの関心はますます高まると考えられる。