株式会社学研ホールディングス(東京・品川区、宮原 博昭 代表取締役)の調査・研究機関である学研教育総合研究所は、全国の小学1~6年生とその保護者1,200人、高校1~3年生600人を対象に日常生活や学習に関するアンケート調査を行い、その結果を「小学生白書」「高校生白書」として公開した。
【URL】https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/
【小学生白書】
● 友だちに嫌われないために自分の意見を言わないことが「ある」小学生は約6割
● 2021年のお年玉の平均総額は20,823円! 過去4年連続の増額傾向はストップ。
● 通信機器を利用した学習に満足している小学生は80%以上! さらに学習時間が増えた割合は32.4%
● 悩みごとの相談相手は「母親」が最多も、「相談しない」が2020年より微増の10.5%
● 人気者な友だちの特徴は「面白いこと」。男子は「運動神経のよさ」、女子は「見た目のよさ」に偏る傾向も
【高校生白書】
● 好きなコミュニケーション方法は「直接会って話す」! 男子約6割、女子約8割
● 将来つきたい職業1位は「エンジニア・プログラマー」。高1女子でも「学校の先生」と並んでトップに
● 新型コロナが進路選択に影響した高校生は約4割。「地元の進学・就職を希望するようになった」が最多
● 日本のジェンダーどう思う? 高校生女子の51.7%は「男性のほうが有利」と感じている
● 選挙権を得たら、投票に行く? 「行けたら行く」が約半数の48.0%
【小学生白書】
■自己主張の程度 ~自己主張 6割が遠慮~
小学生に「友だちから嫌われないために、自分の意見を言わないことがありますか。」と尋ねた。 全体の結果としては、(自分の意見を言わないことが)「よくある」(10.3%)・「ときどきある」(51.3%)と答えたのは61.6%であった。男女を比べると、「ある」割合は女子のほうが6.2ポイントとやや多いことがわかる。また、「よくある」「ときどきある」と回答した割合が最も高いのは小学6年生女子(74.0%)であった。
学年別にみると、男女ともに学年が上がるほど「よくある」「ときどきある」と答える割合が高くなっている。高学年になると成長とともに人間関係が複雑になるのか、自己主張を控える傾向にあるようだ。
【高校生白書】
■好きなコミュニケーション方法 ~「直接会って話す」のが好きな高校生は7割~
スマートフォンが日常に浸透している高校生に「友だちと話すとき、意思疎通しやすいと感じる方法」を尋ねた。その結果、男女を問わずコミュニケーションを取ることにおいては「直接合って話す」(69.7%)方法が最も選ばれた。
さらに、女子のほうが男子よりも「直接合って話す」対面でのコミュニケーションを好む割合が14.7ポイント高く、一方で男子のほうが女子よりも「電話で話す」「LINEやメールなど文字やスタンプで話す」などの非対面でのコミュニケーションを好む割合が約6ポイントずつ高いことがわかった。
「小学生白書」(2021年8月調査)
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/202108/index.html
「高校生白書」(2021年8月調査)
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/h202108/index.html
その他「幼児白書」「中学生白書」など
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/index.html
<その他の調査項目>
起床・就寝時刻、読書量/月、通信機器の利用過多、習い事、好き・嫌いな教科、家で学習するときの場所、気になる社会課題、性の多様性(LGBTQ)の認知、日本のジェンダー、新型コロナウイルス感染への不安 など30問程度
【調査概要】
調査名: 「小学生白書」/「高校生白書」
調査対象:全国の小学1~6年生とその保護者1,200人/全国の高校1~3年生600人
調査期間: 2021年8月8月27日(金)~8月30日(月)
調査方法: インターネット調査