東京薬科大学(東京・八王子市、平塚 明 学長)と学校法人十文字学園 十文字中学・高等学校(東京・豊島区、横尾 康治 校長)は、高大接続教育の観点から、連携強化を図ることを目的に、12月17日(金)に東京薬科大学にて高大連携協定を締結した。
今回の連携協定は、十文字中学・高等学校が掲げる「Your Futurity」、「希望の進路を実現するため充実したキャリア教育」および「物事に主体的に取り組み、社会で活躍できる女性の育成」といった理念とそれに基づく事業計画について、東京薬科大学が薬学・生命科学という学問分野で積極的に支援することで、特に医療、環境、工学に携わる優秀な人材の育成と若者たちの将来の夢実現に向けて、より強固な協力体制を構築していくことを目的としたもの。
(1)大学で実施される講義、実習や各種講座への中高生の参加
(2)中学高等学校での出張講義や進学相談の実施
(3)中高生への学術論文制作の指導
(4)教職課程を持つ大学生の中学高等学校における教育実習支援
(5)中学・高等学校の教員に向けた学位取得支援 等
を実施する計画となっている。
東京薬科大学 平塚 明 学長は「本学薬学部は創設141年という長い歴史の中で育まれた薬剤師教育とそれを裏付ける高い研究力を有し、また生命科学部は設立27年と歴史は浅いながらも、医学・薬学・工学・農学と幅広い分野で優秀な研究者が教育研究を支えている。今回の協定締結により、薬学・生命科学に興味がある中高生に、連携プロジェクトを通して本学の幅広い分野の学問領域に触れる機会をもってもらい、将来の夢を実現できることを願う。またそれと同時に女性の社会進出に積極的に協力していきたいと思っている。」とコメントした。
十文字中学・高等学校 横尾 康治 校長は「本校は、社会に出て活躍できる、自立した人間を育てようという教育方針のもと100年間活動を行ってきた。その中で実際に、医療・薬学・生命科学といった分野で社会に貢献しようと考える生徒が増え、薬学・生命科学への進学志望の相談を受けることが多くなった。本協定の締結により、これから実施される様々な連携プログラムを通して、生徒がこの分野での将来のイメージを、より具体的に体感できる機会を得られるものと考えられ、非常に期待している。」とコメントした。