横浜市歴史博物館は1月22日から、現代アートと縄文土器のコラボレート展覧会を開催する。横浜市域出土の考古資料と現代作家の作品という異なる分野の「モノ」を同じ空間に展示することで、みる人の自由な発想を刺激し、分野にとらわれず展示をみることの自由を探る、そのような期待を込めた展覧会を開催する。
• 展覧会概要
【会期】令和4年1月22日(土)~3月6日(日)
【開館時間】9時~17時(券売は16時30分まで)
【休館日】月曜日
【会場】横浜市歴史博物館 企画展示室
【主催】(公財)横浜市ふるさと歴史財団
【共催】横浜市教育委員会
【観覧料】一般800円、高校・大学生600円、小・中学生・横浜市内在住65歳以上500円
https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/koudou/see/kikakuten/2021/202201_bijutsunomekoukonome/
ミュージアムでは、考古資料や美術作品をふくむ歴史資料=「モノ」資料においては、「モノ」が持っている様々な情報をとりだし、つくられた年代、当時の社会や文化といった背景を読み解き、そのほんの一部が展示される。それはある意味では、みせるという行為が恣意的であるともいえる。しかし一方では、なにかをみるという行為は「受け手」(観者)の文化、社会、経験といったフィルターをとおしてみられるということでもある。
この企画展では、横浜出土の考古資料をとおしてみる現代美術という「考古の眼」。そして、現代美術をとおしてみる考古資料という「美術の眼」。この二つをキーワードに、みる人の自由な発想を刺激し、分野を超えて確かに何か感じる“共感”や“違和感”を感じ取ってもらい、分野にとらわれず展示をみることの自由を探る、そのような期待を込めた展覧会となっている。
• 関連イベント・映画「縄文にハマる人々」
映画上映後に本映画の監督、山岡信貴氏による映画解説・質問・作家トーク
日時 2月20日(日)13:00、開演13:30、監督トーク15:20~16:00
会場 横浜市歴史博物館 講堂
参加費 1,200円
定員 92名(応募者多数の場合は抽選)
申込み締切 2月2日(水)
・出品作家による野焼き
出品作家(松山賢・薬王寺太一)の新作を、縄文時代の土器焼き法と考えられている野焼きで焼成します
日時 2月26日(土)9:00~16:00(本格的な焼成は13:00頃からを予定)
会場 大塚・歳勝土遺跡公園
参加費 無料
申込み 事前申し込み不要、開催中ご自由にご見学ください
・ギャラリートーク
担当学芸員による展覧会の見どころを解説します
日時 1月30日(日)、2月5日(土)、2月12日(土)、2月19日(土)、2月27日(日)
各回14:00から(40分程度)
会場 横浜市歴史博物館 企画展示室
参加費 無料(企画展入場券が必要)