株式会社COMPASS(東京・文京区、小川 正幹 代表取締役)は、文部科学省が推進する「教育データの標準化」への取り組みとして、開発提供するAI型教材「Qubena(キュビナ)」の学習eポータル標準モデルへの準拠による文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)との連携、学習指導要領コードへの対応、国際標準規格(IMS技術標準等)への対応を来年度行うことがわかった。
COMPASSは、Qubenaのサービス開始以来、学習データの利活用による「個別最適化された学び」実現のための取り組みを重ねてきた。そうした取り組みを一歩先へ進めるものとして、今後の教育現場における教育データ標準化の重要性を強く認識し、学習eポータル標準モデルへの準拠によるMEXCBTとの連携、学習指導要領コードへの対応、国際標準規格への対応等を進めていく運びとなった。
今回の対応により、MEXCBTに加え、今後デジタル教科書等とQubenaの連携も見据えており、公教育における教科書・テスト・ドリルのシームレスな学びの環境を届けるとともに、それらのデータを横断的に利活用することによる個別最適化された学びの実現を目指す。
<MEXCBT連携について>
Qubenaを経由したMEXCBTの利用が可能になるとともに、子どもたち一人ひとりのQubenaにおける日々の学習データ、MEXCBTにおけるテスト結果のデータの連携を行うことで、次のような活用が想定される。
• Qubenaの学習データとMEXCBTのテスト結果の相関関係を分析
• MEXCBTのテスト結果を含めたQubenaでの学習の最適化
<学習指導要領コード対応について>
搭載コンテンツの学習指導要領コード対応により、本格導入に向け準備が進むデジタル教科書や、多様なデジタル教材との連携を見据えている。Qubenaの問題と、該当するデジタル教科書内のコンテンツのリンクなど、シームレスな学習体験を提供することが可能になる。さらに、学習指導要領コードとQubenaが保有する数万に及ぶ学習概念のメタデータを接続することによる、高い精度での連携が実現される。
• Qubenaで解いている問題に対応するデジタル教科書のコンテンツの提示
• デジタル教科書の閲覧状況や取り組み状況をQubenaの学習データにフィードバック
今後もCOMPASSでは、子どもたち一人ひとりに「個別最適化された学び」の環境がさらに便利で効果的なものとなるよう、学習者を中心に据えたQubenaと他サービスとの連携など、事業者の枠を超えた横断的なデータ利活用のエコシステム発展に貢献してまいります。
<COMPASSについて> URL:https://qubena.com/
AIが子どもたち一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材Qubenaを開発。2021年度からは小学校・中学校の5教科対応版をリリースし、全国の小中学校1,800校で約50万人に利用されています。2018年度から20年度まで3年連続で経済産業省「未来の教室」実証事業に採択。また「日本e-learning大賞 経済産業大臣賞」「グッドデザイン賞」を受賞しています。
COMPASSはこれからもQubenaの提供を通して、すべての子どもたちを取り残すことなく「公正に個別最適化された教育」を届けるリーディングカンパニーとして、さらなる公教育へのICT普及に貢献できるよう邁進してまいります。