こくみん共済 全国の小学校に横断旗76,900本を寄贈

 こくみん共済 coop〈全労済〉(全国労働者共済生活協同組合連合会、廣田 政巳 代表理事理事長)は、子どもたちを交通事故から守っていく取り組み「7才の交通安全プロジェクト」において、2021年9月に全国1,538校の小学校に76,900本の横断旗を寄贈し、寄贈先の一つである東京都世田谷区立喜多見小学校で寄贈式と子どもの交通安全に関する意見交換会を行った。

7才の交通安全プロジェクトとは

 小学校にあがり行動範囲が広がる7才児は、大人よりも目線が低く、まだ充分に注意力が育まれていないために、歩行中の交通事故による死傷者数が突出して多いというデータがある(公益財団法人交通事故総合分析センター調べ)。
 このデータに着目し、未来ある子どもたちを交通事故から守るため、2019年1月から交通事故抑制に取り組んでいる。
(公式サイトURL)https://www.zenrosai.coop/anshin/7pj.html

<主な取組内容>
1.横断旗の寄贈
 共済商品の利用を社会課題の解決にも繋げるため、2020年から、「マイカー共済」の見積もり1件につき1本の横断旗を全国に寄贈し、これまでに約477,000本の横断旗を全国の児童館・小学校などへ寄贈することができた。

2.交通安全教材を公式サイトで公開
 子どもと親の交通安全意識を高めることを目的に、親子で楽しみながら交通安全について学ぶことができるデジタル絵本「ふしぎなふしぎなマジカルメガネ」4冊や、クイズ形式で楽しみながら交通ルールが学べる「7才の交通安全マップ」など、交通安全教材を公式サイトで公開している。

3.金沢大学との共同研究の実施
 2019年11月から、金沢大学との共同研究をスタートし、7才児を中心とした子どもたちの目線や行動から、交通事故を防ぐための具体的な分析と施策に取り組んでいる。

  • 7才の事故率が高いことへの認知率について~8割以上が「知らなかった」と回答~
    (2021年5月「子どもの交通安全」に関するインターネット調査)

 2021年5月に実施したアンケート調査では、「7才の子どもが交通事故に遭う確率は他の年齢に比べて一番高い」という事実に関して、一般層で8割以上が「知らなかった」と回答した。また日常的に子どもたちに交通安全教育を実施している保育士・幼稚園教諭、小学校教諭(教職員)においても、およそ8割が「知らなかった」と回答しており、子どもの交通事故の頻度が年齢により異なることに関する認識はまだ不充分であるといえる。
 その要因として、教育現場では「学校での交通安全教育に割ける時間が限られている」や「家庭での交通安全教育が不足している」などの問題意識が持たれていることから、交通安全教育に課題があることが想定される。
 調査結果を踏まえ、今後も「7才の交通安全プロジェクト」を通じた横断旗の寄贈や金沢大学との共同研究に継続して取り組み、教育現場へのさらなる情報周知や、交通安全教育へのサポート活動を引き続き行っていく。

 <こくみん共済coop>
正式名称:全国労働者共済生活協同組合連合会。
 たすけあいの生協として1957年9月に誕生。「共済」とは「みんなでたすけあうことで、誰かの万一に備える」という仕組みだ。少子高齢社会や大規模災害の発生など、私たちを取り巻く環境が大きく変化しているなか、こくみん共済 coop は、「たすけあい」の考え方や仕組みを通じて「みんなでたすけあい、豊かで安心できる社会づくり」にむけ、共に歩み続ける。

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