小中高生の今年の夏休みの過ごし方に関する調査 小学生は親子で取り組み、中高生は子供の主体性を尊重

 株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭 代表取締役社長)が運営する栄光ゼミナールが、2021年6月9日~23日にかけて、「小中高生の今年の夏休みの過ごし方に関する調査」を実施し、その結果を公表した。

「今年の夏休みに、子どもに最も取り組んでほしいと思うことは何か」を聞くと、小学生の保護者と中高生の保護者とで違いが生まれている(単一回答方式)。

 小学生の保護者が、最も子どもに取り組んでほしいと思うことは「4月から夏休み前までに塾で学習した内容の復習」(51.3%)だ。

 一方、中高生の保護者は「4月から夏休み前までに学校で学習した内容の復習」に最も取り組んでほしいと考えている(34.6%)。栄光は、「小学生の保護者は『塾の復習』を、中高生の保護者は『学校の復習』を重視しているという差があることが明らかとなった」とコメントしている。

「夏休み中の学習計画について、計画はどのように立てる予定か」を聞いたところ(単一回答方式)、小学生の保護者は、「子どもが主体で学習計画を立てて、保護者がアドバイスをする」(44.0%)、「保護者が主体で学習計画を立て、子どもの意見を取り入れる」(42.3%)と、約9割が子どもと保護者が一緒に学習計画を立てる予定であることが分かった。

 一方、中高生の保護者は、小学生の保護者と同じく、「子どもが主体で学習計画を立てて、保護者がアドバイスをする」が最も多かった(45.0%)が、「子どもが1人で学習計画を立てる」も44.6%と差はほとんどなく、子供が主体で学習計画を立てる予定であることが明らかになった。

今年の夏休み中の子供の学習に関して、必要になりそうな「保護者のサポート」も聞いている(複数回答方式)。小学生の保護者では、「計画通りに進められているか、子どもの学習の進捗を確認すること」(79.5%)、「メリハリをつけて学習できるように、子どもに声がけすること」(72.2%)にのぼるだけでなく、他のサポートも5割を超えており、多くの保護者がサポートが必要だと感じていることが分かった。

 一方、中高生の保護者は、「メリハリをつけて学習できるように、子どもに声がけすること」(43.3%)や「子どもが集中して学習できる環境を整える」(41.3%)と全ての選択肢で5割を切る結果となり、小学生の保護者と比較すると、子供の主体性に任せる、あるいは少し離れたところでサポートをすることが見てとれる。

 他にも新型コロナウイルス禍の昨年の夏休み中の学習・教育、今年の夏休みに向けての期待や悩みも聞いている。

「去年は外出ができなかったので、今年は部活や体験学習をさせてあげたい」といった期待、「去年は外出できなかった分、勉強の時間がとれて成績が上がった」というエピソードがあった。

 受験という視点では、「学校見学の中止や、開催していても縮小されるなど、志望校選びに苦労している」といった声もあった。

〈調査概要〉

調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)

調査方法:インターネット調査

調査期間:2021年6月9日(水)~6月23日(水)

回答者数:532名(小学生保護者:234人(44.0%) 中高生保護者:298人(56.0%))

〈詳細〉

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000359.000049291.html

みんなが私塾界!