政府が設置した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターで、5月24日から接種が始まった。対象は東京都と大阪府全域。大規模接種センターは東京・大手町と大阪市北区に設置され、いずれも午前8時すぎにワクチンの接種が始まった。先週、承認されたばかりのアメリカのモデルナのワクチンが使用された。
大規模接種センターには医師や看護師の資格を持つ自衛隊員が東京会場におよそ180人、大阪会場におよそ100人派遣されているほか、民間の看護師、およそ200人の協力も得ている。
24日は東京で5000人、大阪で2500人の接種の予約が入っていて、政府は、来週には1日に最大で、東京で1万人程度、大阪で5000人程度の合わせて1万5000人程度の接種が可能になる。
防衛省は希望者殺到による混乱回避のため、予約時期や対象地域をずらして受け付ける。31日にはセンターが接種対象とする東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏1都3県と大阪、京都、兵庫の関西3府県全域から可能になる。予約には市区町村から配布された接種券が必要で、まだ1度も受けていないことが条件。地元自治体と重複して予約した場合は、どちらかを取り消すよう求めている。
予約はホームページでのみで受付をしており、電話窓口や会場では受け付けていない。防衛省は電話の問い合わせ窓口を開設している。
東京会場(0570)056730
大阪会場(0570)080770