独立行政法人大学入試センターは、3月24日に、2025年1月(令和7年度)の大学入学共通テストから、新教科としてプログラミングを含む「情報」を出題すると発表した。
現在、高校の教科「情報」は「社会と情報」と「情報の科学」のどちらかを選択する選択必修科目だ。これが、2022年からは新しい学習指導要領に沿って全員必修の「情報Ⅰ」と選択科目の「情報Ⅱ」に再編される。
これまでプログラミングの学習は、主に「情報の科学」の中に入っていたが、多くの生徒が「社会と情報」を選択するため、高校でプログラミングを学ぶ生徒は少なかった。しかし、2022年からは、「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」のどちらにもプログラミングが含まれるようになり、高校生全員が学ぶことになる。
これに呼応する形で、キラメックス株式会社(東京都渋谷区、樋口隆広 代表取締役社長)は、今夏をめどに、同社が提供するプログラミング教室「テックアカデミージュニア」に「大学入学共通テスト情報対策コース」を学習塾などの教育事業者向けに提供開始する。
テックアカデミージュニアでは、小学校1年生~高校3年生を対象に、Scratch(スクラッチ)を使った初級コースからRuby(ルビー)やJavaScript(ジャバスクリプト)、Python(パイソン)などのプログラミング言語を使った上級コースまで一貫して学ぶことが可能だ。
独自開発の学習システムは、基礎から実践までスモールステップで学べ、生徒が1つの画面で迷うことなく学習を進めることができるようにデザインされている。
これに加えて、大学受験を想定した「大学入学共通テスト情報対策コース」を設置することで、学習塾など教育事業者は、情報を一つの科目として扱うことができ、これまで以上のシナジー効果が期待される。