株式会社ファミリーマートと公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、次世代育成のための取り組みの一つとして、中高生を対象に、SDGsをテーマにしたオンライン出前授業「『いま、私たちにできることを考えよう』SDGsオンライン教室」を開始する。第1回目は、石巻市立桜坂高校(所在地:宮城県石巻市)にて、2021年3月18日(木)に開催。
2021年という東日本大震災から10年となる節目の年であることから、震災の影響を受けた東北地方の学校にて第1回目を開催することに。今後も、全国の学校からの要望等に基づき、取り組みを継続していくという。
2015年に国連で採択されたSDGsは、昨今、中学・高校を中心に授業実施のニーズが高まっている。
ファミリーマートとセーブ・ザ・チルドレンは、企業とNGOそれぞれの強みを基にSDGs 達成に向けて日頃より連携していることを活かし、こうしたニーズに応えるため、今回の協働でのオンライン授業を企画。授業の企画にあたっては、2021年2月に早稲田大学系属早稲田佐賀中学校(所在地:佐賀県唐津市)でトライアル版を実施している。
授業では、ファミリーマートとセーブ・ザ・チルドレンの両者が講師を務め、SDGsの基本理念や、SDGs達成のための取り組み事例紹介のほか、SDGs目標達成の担い手となる中高生に、身近な話題から具体的な取り組みを考える、グループワークなども実施する。
■授業の概要
名称:「いま、私たちにできることを考えよう」SDGsオンライン教室
授業内容:SDGsの基本説明・NGO/企業の具体的な取り組み事例紹介・SDGsを自身の課題として捉え、身近に感じるためのグループワーク
対象:全国の中学校・高校(SDGsについて基礎的な知識を学びたい学校)
講師:ファミリーマートおよびセーブ・ザ・チルドレンスタッフ
■ファミリーマートとセーブ・ザ・チルドレンとのこれまでの取り組みについて
ファミリーマートは、ファミリーマート店頭募金「夢の掛け橋募金」の寄託先として、1993年から、公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の活動を支援し、世界と日本のこども支援の活動に取り組んでいる。2016年からはタイにおけるこどもの水の事故予防事業も支援している。
また、近年では、新型コロナウイルス感染症緊急支援事業の一環として、収入が減少したひとり親家庭を支援する「ひとり親家庭応援ボックス」への協力や、保育園一体型店舗での子育てワークショップの共同開催などを実施。
■セーブ・ザ・チルドレンについて
セーブ・ザ・チルドレンは、こども支援活動を行う、民間・非営利の国際組織。1919年にイギリスで創設され、現在、日本を含む29ヶ国の独立したメンバーが連携し、約120ヶ国でこども支援活動を展開。日本国内では、こどもの貧困問題解決やこども虐待の予防などに向けた事業のほか、東日本大震災や平成28年熊本地震、令和元年台風19号などにおける緊急・復興支援を通して、こどもの権利を実現する活動を行っている。