JR東日本 新幹線でテレワーク リモートワーク推奨車両、実証実験開始

 JR東日本は、新幹線の座席でもウェブ会議を実施可能な車両(以下「リモートワーク推奨車両」)を設定し、利用動向や課題を調査する実証実験を2月1日から開始した。実験期間は、土日を除く2月1日から2月26日まで。実証実験で利用できるツールはWi-Fiルーター、集中状態を測定するメガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME」、アルコール除菌シート「Hydro Ag+クロス(アルコール60%)」。また、会話内容が第三者に聞かれる「漏洩」と、周囲の会話が作業の妨げになる「侵害」を防ぐ目的で、ヤマハ株式会社が提供するスピーチプライバシーシステム「VSP-2」で「情報マスキング音」を流す。
 昨今のリモートワークの広がりを受けて、快適で効率的なリモートワークのため提供各企業と連携し、実証実験で得られた結果は、今後の新幹線オフィスの検討に生かすという。

■実証実験の詳細について
1 概要
実証実験を行う列車では、ウェブ会議や携帯電話などでも通話が可能な「リモートワーク推奨車両」を1両設定。

2「リモートワーク推奨車両」の利用方法
○乗車券・新幹線特急券を購入いただき、対象列車に乗車。
※「はやぶさ」は全席指定席のため、自由席特急券だけでは乗車不可。
○実証実験の実施区間内で「リモートワーク推奨車両」へ移動。利用にあたって追加料金は発生しない。
○「リモートワーク推奨車両」に座席指定はなく、B席・D席以外の空いている座席を利用。満席の場合は利用不可。
○貸出機器等のご利用については、専用案内スタッフまで。
○マスク着用など感染防止対策をお願いする。
○利用者にはアンケートへの協力を求め、協力した人には、JR東日本の運営するシェアオフィス「STATION BOOTH」の無料利用チケットを提供する。

3 新幹線オフィス対象列車
【前半】2021年2月1日(月)~2月12日(金)※土休日を除き実施
【後半】2021年2月15日(月)~2月26日(金)※土休日を除き実施

本実証実験の詳細はこちら
URL:https://www.jreast.co.jp/shinkansen-office/

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