12月8日発表の茨城県教委の調査によると2021年春卒業予定の県内中学生の「高校等進学希望者」のうち、全日制県立高を希望した生徒は、74・4%であった。前年度比1・8ポイント減となり、1962年度の調査開始以降の過去最低を更新したことがわかった。また、県内の全日制私立高の希望率は13・4%で、2・1ポイント増で過去最高に。この結果を受け県教委は、私立の授業料の助成などによって県立との負担差がなくなったことや私立、通信制など、進路が多様化し、生徒たちの選択環境が整ってきたことなどが反映していると分析している。
県内の卒業予定者は2万5052人(前年度比1273人減)で、高校などへの進学希望者は2万4737人(前年度同率98・7%)。就職希望者は46人(前年度同率0・2%)、進路先未定などの「その他」は207人(0・1ポイント増で0・8%)であった。
調査は、11月1日に実施。対象は、県内全ての中学、義務教育学校、特別支援学校中学部、中等教育学校(前期課程)の卒業・修了予定者。