atama plus株式会社(東京・品川区、稲田 大輔 代表取締役)は、一般財団法人あしなが育英会(東京・千代田区、玉井 善臣 会長)の「小中学生遺児学習支援プロジェクト」に、AI先生「atama+(アタマプラス)」を無償で提供する。
あしなが育英会は、国内外の遺児を支援する民間団体で、現在は年間7000人の遺児に奨学金を給付・貸与しています。奨学金のほか、東日本大震災遺児支援、小中学生遺児への心のケア、アフリカ遺児支援なども行っている。これまでも、家庭の経済状況によって生まれる学校外学習の差が、生徒の学力や情操、自己肯定感などの格差につながっていることが指摘されてきた。特に、コロナ禍において、全国一斉休校により公教育の継続が難しくなったことで、家庭環境によって生徒の学習機会に差が生まれていることが懸念されている。2020年6月に、あしなが育英会が遺児の保護者約200名を対象に実施した生活状況アンケートの中でも、子どもに対する学習面のサポートを求める回答が、最も多い結果となった。
対応策として、あしなが育英会は、2020年9月より、遺児または親が障がいを持つ小中学生向けにオンラインで個別学習指導を行う小中学生遺児学習支援プロジェクトを開始した。より多くの生徒により良い教育を届けることを目指すatama plusは、コロナ禍で広がる教育格差の問題に対しても対応したいと考え、あしなが育英会の小中学生遺児学習支援プロジェクトに、atama+を無償で提供することを決定した。