スプリックスが湘南ゼミナールを子会社化へ

 株式会社スプリックスは、2020 年 11 月 13 日開催の取締役会において、株式会社湘南ゼミナールの全株式を取得し、子会社化することについて決議したことを発表した。

 株式会社湘南ゼミナールは、1979 年に創業し、「ひとに学び ひとを育み ひとにかえそう」という理念、「教育百年を創造する」というミッション、「ひとの意欲をとことん高め 日本一の学習塾と成る」 というビジョンを掲げ、学習塾「湘南ゼミナール」事業を運営してきた。2007 年からは、株式会社スプリックスをフランチャイザーとして個別指導の「森塾」、株式会社河合塾マナビスをフランチャイザーとして大学受験指導の「河合塾マナビス」をそれぞれ運営している。現在、発祥である神奈川県を中心に1 都8県にて 266 教室を運営している。

 株式会社スプリックスは、新潟県と首都圏で個別指導の「森塾」を運営しており、日本全国で「自立学習RED」 をフランチャイズ展開をしている。

 ぞれぞれ得意とする業態、エリアが異なることから、両社が同一のグループとなることで、相互に補完しあう関係を築くこととなる。スプリックスが得意とするのは個別指導、自立学習であり、湘南ゼミナール が得意とするのは集団指導。今後、同一グループ内で、個別指導、集団指導、自立学習という主要 3業態を網羅することとなり、ニーズに応じたサービスを提供できるようになる。 さらに、株式会社湘南ゼミナールが持つ大学受験指導ノウハウが加わることにより、小学生から大学受験に向かう高校生まで、ステージに合わせたサービスを提供することが可能となる。

 エリアについては、スプリックスは新潟県、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県に直営教室を展開しているが、湘南ゼミナールは神奈川県を中心とした首都圏、静岡県、愛知県などに展開しており、重複が限定的。

 「森塾」については、首都圏において東京都に次いで人口の多い神奈川県の教室を同一グルー プ内で運営できることで、効率的かつ効果的な運営が可能となる。今後益々必要性が高まるICT投資や、教育分野での研究開発などを連携して行うことで、 高い相乗効果を期待している。

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