待機児童、過去最少1万2439人 厚労省

 厚生労働省は、2020年4月1日時点で認可保育所などに入所できない待機児童数が、1万2439人だったと9月4日に明らかにした。1994年の調査開始以降最少となる4333人減(昨年同時点比)。しかし、政府の今年度の目標値である待機児童0の達成は難しい見通し。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響により一時的な利用控えがあるも需要は戻っているとし、保育施設の整備を進めるという。
 4月時点の保育所の申込者数は、過去最高となる284万2000人。女性の就業率が上昇を続けていることが要因とみられる。保育の引き受け数は313万5000人分だが、これを約324万7000人分まで今年度末を目処に増やす考えで、2021年度予算に保育所や保育士の確保財源を盛り込む方針だ。

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