来春卒業予定の大学生・大学院生に対する企業の求人数が、前年比15.1%減となり68万3千人とする推計結果をリクルートワークス研究所が8月6日に明らかにした。就職希望者1人当たりの求人数を表す倍率は、1.53倍で0.3ポイント減。リーマン・ショックの影響が及んだ2011年春卒業以来、10年ぶりに求人数が10%以上落ち込んだ。
来春卒業予定の学生の就職では、日本航空やANAホールディングスなどがすでに新卒の採用を中止。アパレル大手のイッセイミヤケが内定の取り消しをおこなった。これまで採用に意欲的であった企業も、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、慎重姿勢となっている。