食事宅配サービス「ウーバーイーツ」の日本事業が、配送料の定額制を導入する。料理代などが1200円を超える注文をした場合、月額980円を支払うと配送料が無料となる。配送料は地域ごとに異なるが、月4回程度の利用で元が取れる仕組み。8月8日までに全ての利用者が申し込めるようになる。
ウーバーイーツでの配送料は注文数や配達員数などの需給に応じて決められているが、定額制の導入後も配達パートナーへの手数料はこれまでと同じ金額支払われる。
同様の業態であるフードデリバリーサービス「menu」でも、 7月1日から月額980円で基本配達料が無料になるサービスをスタートしている。「menu pass」は、月額980円で基本配達料の300円が何度でも無料、その他の特典もついたサブスクリプションサービスとなっている。
新型コロナウイルス感染拡大によって需要が高まり、フードデリバリーサービスの競争の激しさが増す。ウーバーイーツやmenuや老舗の「出前館」など、各社が顧客の囲い込みに奮闘している。