7月8日、株式会社東急百貨店がおこなったSELF株式会社のAI搭載のオンライン接客ツール「SELF LINK」の実証導入結果を発表した。SELF LINKの利用ユーザーは、非利用ユーザーに比べ、コンバージョン率(今回のPOCでは、「カートに入れる」=「コンバージョン」と定義)が約2.5倍、顧客単価は約1.6倍となった。新型コロナの影響で「家ナカ消費」が加速する中、「SELF LINK」はECサイトのコンバージョン率・顧客単価向上を後押しした。
実証実験期間は、6月8日~16日の9日間。東急百貨店オンラインショップ上で、「SELF LINK」が搭載されたAI接客店員が、客のサイト滞在情報や客との会話履歴などから、個々のお客様にマッチした商品提案を行う。今回は、「父の日特集」「渋谷ワインステーション」「お中元」のギフト提案を中心にオンラインショップ上での接客を展開した。ユーザーのニーズにマッチした商品提案をすることで、たとえ金額が高くなっても「これなら送る相手が喜んでくれそうだ」といった顧客心理に訴えることができたと考えられる。