株式会社増進会ホールディングス(藤井 孝昭 代表取締役社長)は、株式会社ソニー・グローバルエデュケーション(礒津 政明 代表取締役社長)と、教育事業において包括的な業務提携契約を締結した。
業務提携は、Z会グループの教材および各社の展開する多様な事業領域における教育サービスを、ソニー・グローバルエデュケーションのプログラミング教育をはじめとしたテクノロジーを基盤とする教育サービスと効果的に組み合わせることで、新たな時代における顧客の要請に的確に応えた教育サービスの実現を目指すもの。両社の強みを生かした連携により、日本の教育市場を革新し、さらにはグローバルな視野での教育の発展につなげられると考えている。
業務提携の第一弾として、株式会社Z会が展開する小中高生向けの通信教育講座において、ソニー・グローバルエデュケーションが開発した創造性を育むためのロボット・プログラミング学習キットKOOV(R)を組み込んだ新しいサービスを提供する。まず今夏に小学生向け通信教育講座から開講。次年度以降は中高生向け通信講座への拡大も予定している。KOOV(R)を活用したプログラミング教育サービスをZ会グループ各社の展開する教室事業、学校法人・学習塾向け教材販売事業等を通じて、幅広い顧客へ提供することも視野に入れている。
昨今の世界的な感染症拡大を受け、日本国内でも学校の休校が相次いだが、Z会グループとソニー・グローバルエデュケーションは、この状況下でも生徒が安心して教育を受けられるソリューションの必要性を踏まえ、遠隔学習を実現するオンライン授業プラットフォームの検証を共同で進める。オンライン授業プラットフォームは喫緊の対応のみならず、教育機関での教師不足等の課題解決へも寄与するものと考えている。