学びエイドが総額9千万円を調達 学習塾向け動画配信事業の拡大と新型コロナウイルスによるオンライン学習環境整備を加速化

 オンライン学習動画サービス『学びエイド』を運営する株式会社学びエイド(東京都文京区、廣政愁一代表取締役)(以下、学びエイド)は5月1日、第三者割当増資を実施し、K&Pパートナーズ株式会社(東京都千代田区、松村伸也代表取締役)、株式会社旺文社ベンチャーズ(東京都千代田区、本多輝行代表取締役)が運営する投資組合を引受先として、4月30日に総額9千万円を調達したことを明らかにした。

『学びエイド』は、トップ予備校講師130名(『鉄人講師』)の動画講義を配信するサービス。約5分にまとめられた3万2000本超の動画によりピンポイントの学習を可能としている。学習塾向けサービスとして、『学びエイドマスター』も提供している。サービス開始から4年で1800塾以上に導入。参考書と動画を紐づけた「参考書ガイド」や塾運営を円滑にする「生徒管理」、入退出管理システム「登下守」など、学習動画だけではなく、管理機能も充実している。

 同社は、これまで他社との協働も積極的に進めてきた。旺文社と武田塾との共同企画「一冊逆転プロジェクト」は、武田塾の監修のもと、学びエイドの講師陣を主な著者に迎え、武田塾が目指す逆転合格のために科目ごとの「正しい学習法」を追求した学習参考書シリーズ。学習内容の定着化を促進するべく、学習レベル、構成、内容、紙面デザインなど細部にもこだわった。第1弾は世界史・古典文法がリリース。第2弾では、古文読解、日本史用語がリリースされる予定だ。購入者特典として、参考書の内容に連動した無料講義動画を「学びエイド」にて配信し、書籍での学習をサポートする。

 そして、現在、新型コロナウイルス対策・学習塾支援として、学習管理『学びエイドポート』を期間限定で無償提供している。5月中旬には、塾など教育機関向けサービス『学びエイドマスター』導入塾を対象に、自塾で作成したオリジナル動画を『学びエイド』の映像授業と同様に安心・安全に視聴・管理できるシステム『プライベート配信機能』をリリースする予定だ。

 学びエイドは、今回の資金調達によって、学習塾向け動画配信事業の拡大と新型コロナウイルスによるオンライン学習環境の整備を更に加速化させる。

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