4月7日、さいたま市教育委員会は記者会見を行い、新型コロナウイルスの特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が出されることを受けて、8、9日に予定していた市立小中学校などの入学式を中止すると発表した。式典を中止し、当日は入学に関する事務手続きや教科書や体操着の配布などのみとする。また、予定していた休校期間中の登校日の見送りも検討している明らかにした。
特別支援学校も休校となる予定だが、保護者の仕事の関係や子どもの預かり先がない場合については、これまでどおり登校を認める方向。
これまでさいたま市教育委員会は、感染予防の対策をとり、短時間での入学式を行う予定で進行していたが、埼玉県が新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」の対象となったことから、急遽対応を見直した。緊急事態宣言の発令が固まった6日以降、保護者から中止を求める電話が相次いだことも要因としている。