レジ袋有料化、食品値上げ 4月から変わる暮らし

 4月1日より、商品の値上げやサービスや制度が変わり、暮らしに影響を及ぼしそうだ。

■レジ袋有料化
 7月から小売店でプラスチック製のレジ袋の有料化が義務化される。それに先立って4月から有料化する企業が増えている。流通大手「イオン」は、イオンスタイルや、まいばすけっと、ドラッグストアのウエルシア薬局でレジ袋の有料にする。レジ袋は、大きさによって2円から5円で販売する。
 大手ドラッグストアチェーンの「マツモトキヨシ」、「ココカラファイン」も4月から有料化を実施。

■室内の喫煙、原則禁止
 受動喫煙防止の一環として、改正健康増進法の施行され、飲食店などでの喫煙が4月より原則禁止となる。新型コロナウイルスによる自粛要請の中、飲食店などの影響がさらに強まるだろう。

■食品・サービスなどの値上げ
「日清オイリオグループ」は、4月1日の納入分から家庭用の「日清サラダ油」など20品目の食用油を1キロ当たり20円以上引き上げる。「J―オイルミルズ」は、4月20日から同程度引き上げ。主要原料相場の高止まりが主な要因である。
「マルハニチロ」はサンマの蒲焼きや水煮など缶詰9品目を4月1日から10円値上げ。サンマの不漁によっり価格が高騰していることが要因。
 新型コロナウイルスの影響で休園中の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを運営する「オリエンタルランド」は、両園の入園料をそれぞれ引き上げる。4月1日発売分から、1日券は18歳以上で700円上がり、8200円となる。
「ゆうちょ銀行」は、現金自動預払機(ATM)使用手数料の値上げする。同銀口座間で送金する際の電信振替料金について、これまで月1回無料だったのを1件当たり100円に引き上げ。

■医療負担の増加
 救急患者を受け入れる大病院では、診療報酬の改定により、患者入院初日に5200円が加算。高所得層が支払う保険料の上限額も引き上げられる。75歳以上が加入する後期高齢者医療は、2万円増の年64万円、国民健康保険は3万円増の年99万円となる。

■働き方改革
「同一労働同一賃金」が大企業で4月から適用される。働き方改革のひとつで、正社員と非正規社員の間の不合理な待遇差を禁じるものだ。中小企業では、来年4月から施行される。

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