トヨタ自動車とNTTが互いに2000億円規模の出資を行って株式を持ち合う資本提携に踏み切る方針を固めたことが3月24日、明らかになった。トヨタは自動運転技術の開発や先端技術を、NTTは次世代通信規格「5G」をはじめとする通信技術を、それぞれ提供し最先端の街づくり「スマートシティー」の構想を推進するねらいだ。自動運転や電動化など「CASE」と呼ばれる先端技術をめぐる競争や通信業界では大容量の情報を瞬時にやり取りできる通信サービスを目指した競争がそれぞれ世界的に激しさを増していて、いずれもスマートシティーの推進に欠かせない重要な技術となる。両社の強みを持ち寄ることで世界に対抗する狙いがある。