新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため休校中の小中学生の学習を支援しようと、「オンライン授業」に、学習塾「エディック」を展開する「創造学園」(神戸市・中央区、勝野 哲也 代表)が取り組んでいる。
全受講生への導入を決めたのは、国からの休校要請があった2月27日。子どもの安全確保のため対面指導を取りやめ、受験直前の中学3年を除き、3月下旬まで休講することにした。代わりに、家庭で受講可能なオンライン授業を各教室で行えるよう準備を整え、3月5日からスタートさせた。
教室の講師と自宅の塾生を結ぶのは、スマートフォンやパソコンなど。「オンライン授業」の強みは、録画映像を使った授業とは異なり、双方向性。教室では講師のモニターに生徒が映し出され、電子黒板への板書を共有し、生徒は書き込みができる。講師に当てられると受講生が問題を解答し、それに解説を加える-といった、対面同様の形で授業を進められるという。
明石市については、16日より登校可能との発表もあったが、子どもたちの健康・安全を最優先して他の地域と同様、オンラインによる指導を継続するという。