11月20日、株式会社ジャストシステム(東京都新宿区、関灘恭太郎代表取締役社長)が、タブレットで学ぶクラウド型通信教育『スマイルゼミ』小学生コースのリニューアルを発表した。
『小学生コース』は、開講8年目を迎えるが、同社によると、これまでで一番大きな改訂となる。
リニュールされた内容は、大きく分けて3つある。「学力診断テストの新設」、「英語教科化への対応」、「発展クラスの強化」だ。
「学力診断テスト」は、学校の長期休み期間となる年3回、算数と国語の教科で実施。自宅でテストを受けることができる。
単元ごとに学力到達度を自動採点で測定し、理解度に応じた復習問題を即時に配信するなど、テストと連動した学びを充実させた。また、保護者にも、詳しい学力診断結果を提供する。
「英語の教科化への対応」は、来年度から教科化される5、6年生の英語の全7教科書に準拠し、新学習指導要領に沿ったカリキュラムに改編する。今まで英語4技能への対応はしてきたが、今回は、特に「話す」の講座を充実させ、会話形式のレッスンが可能になった。
そして、「発展クラスの強化」として、教科横断的に考える学習を充実させる。例えば、国語では、教科書では扱わない複雑な長文問題を豊富に収録し、文章を読み取るためのコツも学べるようにした。
「どんな難問でも最終的には答えを導くことができる力を身につけていこうというのが発展クラスの狙いです」と、ラーニングイノベーション事業部企画開発グループの大島教雄氏は説明する
発展クラスの問題は『チェックポイント式とき方動画』を用意することで、難問も1人で取り組めるように設計。動画は、横で先生が教えてくれるかのように、実際の問題に書き込みながら、解いていく過程を追体験できるように作られている。また、他の教科も、これまでの学習データの分析をもとに、ワークや解説の見直し、充実化を図る。
同日に開催された記者発表会の最後に、
「子供の学力をしっかりと引き上げて、未来に繋がる力へとなるようにご支援していきます」と、ラーニングイノベーション事業部企画マーケティンググループの寺尾房代氏は語った。