巻頭言
8月上旬、NECから「空飛ぶクルマ」が発表された。全長3・9メートル、幅3・7メートル、高さ1・3メートル。大型ドローンのような外観をしている。これは機体の管理に必要な情報や、飛行の特性を探るための試作機で、残念ながら人は搭乗できない。
開発を進める背景には、多様な輸送・移動手段のニーズの高まりがある。都市部の混雑解消、離島や山間部の移動、災害時の救急搬送や迅速な物資輸送などだ。
経済産業省と国土交通省は23年を目標に事業をスタートできるよう、法整備などを進める予定だ。
一般社団法人CARTIVATOR(カーティベーター)Resource Managementが実用化を担う。
車にはもうひとつ大きなブレークスルーがある。「遠隔型」自動運転だ。自動運転には「遠隔型」とこれまで主流の「自律型」がある。後者は自動運転の「頭脳」に当たる部分を車に搭載する。クルマ単体で基本機能の全てを完結するため、クルマの販売価格が3000万円前後になってしまう。
「遠隔型」はその頭脳部分を外に移す。スマホは多くの機能をクラウドに移すことにより、端末の負荷を軽くし、手ごろな価格で多くのサービスを実現している。これと同じ方法だ。ソニーやパナソニックが先頭を走る。パナソニックが開発する「ライフカー」は30万円での販売を目指す。
凄いイノベーションが進行中だ。 近年教育業界でも先端技術を取り入れた様々な新商品が出ている。今後も大きなブレークスルーを期待したい。
目次
- 10 CatchUp01 やぶき塾+OLECOスピーキングを重ねることで、自分を見つめる機会にもなる
- 12 CatchUp02 大東尚学館+サス学サステナブルな学びで生きる力を養う
- 14 CatchUp03 岩沢学院+吉備学習システム授業をしないで幅広い学力の子どもたち全員の力を付ける
- 16 挑む私学 京都橘中学校高等学校学力と人間力の両輪で、社会に役立つ人材を育む
- 19 目次・巻頭言
- 20 NEWS ARCHIVES
- 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
- 45 【特集①】株式公開企業塾2020年2・3月期第1四半期(1Q)決算を読む
- 54 【特集②】思考力を高める教材
- 66 TOP LEADER Interview 株式会社 成学社 学習塾本来の使命である点数アップ・志望校合格にこだわる
- 80 教育サービス業界 企業研究(82) 株式会社バイオーム
- 83 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(308)
- 84 疾風の如く(122)進学塾SOIL(京都府) 塾長 村東 慎右さん
- 86 好機到来(53)岡本塾 塾長 岡本 充央さん
- 88 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(76)
- 90 白書界隈徘徊話(54) 西村克之
- 92 自ら動き出すチームにする方法(60) 中谷彰宏
- 94 塾の家計簿(28)
- 96 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(74)
- 97 芸術見聞録(74)
- 98 ぼくの幼児教育考(15)
- 99 塾長の机
- 100 為田裕行の「教育ICT行」(54)
- 101 1981(6)
- 102 Communication Risk Management(3)
- 103 Opinion from School(3)
- 104 林明夫の「歩きながら考える」(169)
- 106 新・授業改革を目指して(111) 石川幸夫
- 108 私塾界インサイト(19)
- 112 咲かせよ桜(56) 小林哲夫
- 116 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(76)
- 118 論点2019(9) 指定国立大学法人とは
- 122 編集後記
- 124 Book Review
- 126 塾長のためのガジェット講座