J.フロントリテイリング初の教育事業「KDI青葉台」の入園式が開催

3月30日、Daimaru Matsuzakaya Kids Duo International青葉台(以下、KDI青葉台)の入園式が開催された。同園は、大丸、松坂屋などを展開するJ.フロントリテイリング株式会社初の教育事業だ。

 2018年2月、やる気スイッチグループの株式会社拓人こども未来(東京都中央区、高橋直司社長)は、J.フロントリテイリングが設立したJFRこどもみらい株式会社(東京都江東区、柏木敏弘社長)と、バイリンガル幼児園「Kids Duo Internatinal(以下KDI)」のフランチャイズ契約の締結を発表。KDI青葉台は、その第1号園となる。

 J.フロントリテイリンググループは、グループビジョン〝くらしの「あたらしい幸せ」を発明する。〟のもと、「マルチサービスリテーラー」として、小売業の枠を超えた事業領域の拡大に取り組んでいる。その一環として、教育の充実と長時間保育を両立させた認可外保育施設の運営へ参入した。

 KDIは、バイリンガル(英語・日本語)教育、知能教育、運動指導、英語での職業体験(ラーニングステーション)をカリキュラムの柱としており、KDI青葉台では、JFRこどもみらい株式会社が運営を担う。

「我々のお客様から、お子さんが小学校に入る前に満足した教育をなかなか受けられないという声が多く寄せられていました。そのお声に応えるべくスタートしたのが、今回の教育事業への参画です」と、J.フロントリテイリング執行役常務の藤野晴由氏は、KDI青葉台の設立の意図を語る。

挨拶をする尾藤拓史園長

 入園式では、尾藤拓史園長が「KDI青葉台は、子供たち一人一人がなりたい自分の土台を形成していきます。私たちは、子供たちのこれからの人生、楽しい毎日、そして保護者の皆様の新しい幸せを精一杯サポートできるように最善を尽くすことをお約束いたします」と挨拶した。また、担当スタッフの自己紹介を取り入れた英語劇が行われ、子供たちを楽しませた。

「大丸・松坂屋のキッズデュオ インターナショナルに通い、小さい頃に良い思い出を持ってもらうことは、百貨店に対しても良いイメージを持ってもらえ、我々にとってはすごく大きな財産になると考えています」と藤野氏は続ける。

英語劇「おおきなかぶ」を通して、先生たちが自己紹介する演出もあった

 百貨店を展開する同グループならではの取り組みも数多い。例えば、ラーニングステーション内における「デパートメント」だ。英語を使ったデパートの職業体験ができる。さらに課外活動として、大丸、松坂屋などの実際の現場で、英語を使った体験も計画されている。

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