資格試験のオンライン学習サービス「資格スクエア」を運営する株式会社サイトビジット(東京都・品川区 鬼頭 政人 代表取締役)は、平成30年度 宅地建物取引士(以下、宅建士)試験に合わせ、日本初となるAIによる試験出題予測サービス「未来問」を株式会社ガウス(東京都・渋谷区 宇都宮 綱紀 代表取締役)と提携し開発した。 10月9日(火)より、資格スクエア利用者および一般利用者に無料で提供する。今年度の宅建士試験は10月21日(日)予定。なお、今後は他試験でもAIによる模試作成を進める予定だ。
「宅建士」の今年度の出題問題を AI が日本で初めて予測。
出題的中率70%を見込んでおり、これは例年の合格基準70%と同率。本予測サービスを受けることにより本番により近い模試を受けることが可能となり、合格者数が今後増加する可能性が生まれる。また、これまで模試作成は担い手が少なく、且つ時間を要するため負荷が多い業務でしたが、AI活用により業務効率化が進むと考えられる。
宅建士試験は平成29年度の受験者数 20万9,354人と他資格と比べ受験者数が多く、昨今も受験者数が増え続けている人気資格。また、震災による復興事業や東京オリンピックに向けた事業による影響で需要が高まっていることもあり業界規模はここ数年伸び続けており、「稼げる資格」として今後ますます受験者数は伸びる予測がされている。
■日本初となる「AIによる宅建士試験出題予測『未来問』」概要
平成1年~平成29年までに実際に出題された29年分の過去問題1450問を教師データとして学習させ、そこから2段階のプログラムを経て今年度出題されるであろう問題を50問作成をする。
まず、1450問の教師データを93カテゴリーに分類し、それら93カテゴリーの年度毎出題数を学習させ、今年度の試験に出題されるであろうカテゴリーを50問予測する。(AIプログラム)その後、予測したカテゴリーの中から問題をランダムにピックアップします。(問題作成プログラム) 現在、過去問題をもとに出題予測を繰り返した結果、的中率70%(※1)を記録しています。
(※1平成28年までの試験を教師データとし、平成29年を試験データとしたときの的中率であり、平成30年の試験の的中率を保証するものではありません)
■合格判定基準と同率の出題正答率70%
過去の傾向から、宅建は出題される50問のうち35問正解が合格点とされています。すなわち、出題されたうちの70%を正解すると合格できるということだ。
これはAIによる出題予測的中率70%と同率であります。仮にこの的中率が実証された場合、本予測サービスを受けた利用者は実際に出題される試験と非常に近しい問題を事前に体験することが可能となり、合格率はこれまで以上に向上する見込みとなる。
詳しくはwebへ: https://www.shikaku-square.com/takken/miraimon