今年3月に株式会社市進ホールディングスのグループに加わった株式会社アイウイングトラベル(2018年5月にパス・トラベル株式会社から社名変更)は、これまで約15年間、一般法人向けの業務渡航サポートと、大学関係者向けの学術渡航サポートという2つの旅行事業を軸に取り組んできた。飛行機やホテルの予約から送迎車の手配、時には通訳の仲介など、旅行に関するあらゆることに対応できるのが強みだ。
アイウイングトラベルの中村晋一代表取締役社長は「これまで当社は学術渡航のような、オーダーメイドの旅行に取り組んできました。市進ホールディングスに加わったことで、グループで取り組んでいるサマーキャンプや勉強合宿など、子供たちをきめ細かく見守る必要があるイベントで更にクオリティーの高い旅行企画を提案し実施していけるはず」と話す。
一方、市進ホールディングスのグループ会社には株式会社ウイングネットがある。ウイングネットでは塾運営に関わる様々な課題を丁寧にヒアリングしたいため、ウイングネットトータルサポートセンターを新設したが、アイウイングトラベルと組むことで、大学受験生の旅行手配も提供可能となった。仮に地方から上京して大学を何校も受験する場合、どこに宿を取れば効率的に移動できるか、土地勘が無いとわからないものだ。そうしたニーズに対し、プロならではのサポート力で小回りよく対応できる。アイウイングトラベルは今後、ウイングネットの加盟校のほか、全国の学習塾にも積極的に受験パックや合宿などの旅行業務を拡販していきたい考えだ。
「合宿のようにいつもと雰囲気を変えて勉強し、達成感を得ることは、子供たちのモチベーションを高めるうえで非常に有効だと聞いています。特に塾合宿は趣向を凝らしていく必要があるので、差別化を図れるように貢献していきたい」と中村氏は意気込む。
アイウイングトラベルの特長はこれまで培ってきたネットワークを活かし、それぞれのニーズに合わせオーダーメイドの旅行を提案できる点だ。たとえ旅行費用が潤沢に無い場合でも、予算内で少しでもよいものを提案することができる。また受験生の旅行や塾合宿だけでなく、企業研修や社員旅行にも対応可能だ。
現在は来年の受験に向けた旅行パッケージの提案もおこなっているという。かゆいところに手の届くサービスで、多彩な旅行シーンをバックアップしてくれるに違いない。