山梨県立都留興譲館高等学校(山梨県都留市、中山真男校長)は、ジョイズ株式会社(東京都・品川区、柿原祥之代表取締役)が運営する英会話学習アプリケーション「TerraTalk(テラトーク)」を導入した。
都留興譲館高校は、英語によるワークショップの実施や地域の大学と連携し、留学生による英会話の授業を開講するなど、グローバル人材の育成に力を入れている。その一環として、生徒の実践的な英語のアウトプットの機会をより増やすことを目的に「TerraTalk」を導入する。
「TerraTalk」は、100以上の学習コースを用意し、シチュエーションに応じたAIとの会話の中で、実践的に英会話を学ぶことができる。教師は生徒の学習の進捗状況をホームコンピュータで確認管理ができ、個別対応も可能だ。英語はレベル別に語彙やリスニングのスピードが分かれている。
AIは生徒のスピーキング力を「文法」「語彙」「発音」「流暢さ」から総合的に評価する。学習者はその評価から英会話力を正確に把握し、改善に繋げる。
コースのバリエーションや、アプリの手軽さ、全校/全部門に導入しやすい価格設計が評価され、学校や法人での利用も広がっている。導入数は200機関を突破した。
都留興譲館高校の生徒たちは「TerraTalk」上で「留学コース」や「文法基礎コース初級」、各種検定に向けた対策コースのほか、生徒の要望により「ハリウッドスターコース」や「メジャーリーガーコース」などで学ぶ。
同校英語理数科主任の三輪貴代先生は、
「次期学習指導要領の改訂、大学入学者選抜も大きく変わります。英語の授業においては、4分野の技能をバランスよく高めなければならず、従前に増して英語を使って考えを伝えるなどの場面を増やす必要があります。このような中、英語学習にTerraTalkを利活用することで、効果が期待できると考えます」とコメント。
また、同校英語科教諭小高聖恵先生は、
「TerraTalkの英語はレベル別に語彙やリスニングのスピードが変更でき、特にリスニングにおいては極端な抑揚のない英語を用いていることも、生徒が自然な英語を学ぶのによい教材であると考えます。さらに、アメリカ英語、イギリス英語のバージョンを用いていることも学習に好ましいです。スピーキングにおいては、ペアワークなどにためらいがあり、授業内言語活動に消極的な生徒が、アプリを相手に積極的に英語を話すことができるのも利点であるといえます。今後入試に外部試験が導入される流れを受け、TerraTalkを通した言語学習は有効であると言えるでしょう」と、TerraTalkの学習効果に期待を寄せている。
▽AI英会話アプリ「TerraTalk」概要
https://www.terratalk.rocks/ja/