4月20日、ジョイズ株式会社(東京都品川区 柿原 祥之代表取締役 以下ジョイズ)は、英会話学習アプリケーション「TerraTalk(テラトーク)」に、AIがスピーキング力を評価し、偏差値として算出する新機能を実装することを発表した。
TerraTalkは、AIとの英会話を通じて、様々な場面での実践的な英語をバランス良く習得できる英会話アプリ。会話の中からAIが語彙、発音、流暢さなどを自動的に診断し、苦手を特定・解決してくれる。さらに、異なる英語力に対応した100以上の学習コースを用意し、試験や職種など、一人ひとりのニーズに応じて実践的な英会話を場所や回数を問わずに学べる。
今回の新機能は、スピーキング評価の教師の負担軽減、担当者によって違う評価軸を一定にすることができるもの。AIとの間で行われた実際の英会話をもとに、文法情報や語彙、発音、流暢さなどを総合的に評価し、グループ内偏差値を算出することで、生徒のスピーキング力を定量的に可視化する。これにより、指導の優先順位付けや教材の難易度の調整などが可能となり、クラス分けや授業計画立案への利用を想定している。
また、ジョイズは、新機能搭載に加えて、2017年7月に本アプリを試験導入し、英検®合格者数1.9倍の増加を実現した日本体育大学柏高等学校(千葉県柏市 氷海 正行校長)が、TerraTalkを本格導入することも発表した。
同校英語科主任の小西智子氏は、
「発音、アクセント、イントネーションにおいて一定の基準で正誤の判断ができることは、スピーキングの技能向上、 ひいては英語の4技能化を進めていく上で非常に有効であると思います。また、本人の苦手な発音などが可視化されることで意識的に発音練習を行えることは、やみくもに練習するより何倍もの効果を生むと考えられます」と導入の狙いについて語る。
同校では、英検®3級合格レベルを目指す学校基礎文法コースから、留学生コースなどを高校1~3年生約1100名が利用する予定だ。