やる気スイッチグループの株式会社拓人こども未来(東京・中央区、高橋直司社長)は、大丸・松坂屋など百貨店を展開するJ.フロント リテイリング株式会社が設立するJFRこどもみらい株式会社(東京・江東区、加藤篤史社長)と、バイリンガル幼児園「Kids Duo International(キッズデュオインターナショナル、以下KDI)」のフランチャイズ契約を行うことを発表。2019年4月に第1号の園の開園を目指す。
KDIは、やる気スイッチグループの教育事業40年の実績を活かして作られた認可外保育施設。幼稚園と保育園の機能を一体化させたバイリンガル幼児園で、2カ国語(英語、日本語)教育を中心に、知育、運動指導、しつけ教育を取り入れることで幼児期に理想的な教育・保育環境を実現。世界で活躍するグローバルリーダーを育てる。
KDIでは、各クラスに対し2名以上の先生が担当する。1名はネイティブスピーカーの先生、もうひとりは日本人の先生。園内では終日「英会話」が標準語となる。心身の成長著しい幼児期に英語に終日触れることで自然と英会話が身に付く。同様にこの時期大切なのは「正しい日本語を使う」こと。日本で生活している以上、正しい日本語や日本文化も重要な幼児教育のひとつであり、KDIは単に英語が話せる子どもにすることではなく、日本発の真の国際人を育む環境を提供する。
園内には「ラーニングステーション」を完備している。園児たちは「スーパーマーケット」、「スタジオ」、「病院」、「ベーカリー」などで職業を体験しながらお金のやりとりなど自然と社会のルールを学ぶことで「自分力」を育む。
同プログラムは、東京大学大学院深代教授監修のもと、スポーツ科学に裏付けされた300種類の遊びから動作習得を目的としている。年少々から年長まで年齢別に項目が分けられ、60段階で指導していく。そして、すべての遊びに動作向上の目標が設定され、楽しみながらスポーツ競技につながる「9つの基本動作」(走・跳・投・打・捕・蹴・組・リズム・バランス)の能力を身につけていく。また、300の遊びすべてにチェック項目(評価基準)を設定し「見える化」することで、成長を正しく評価し子どもたちの成長体験を自信へとつなげる。
東京大学大学院の深代千之教授は、「運動と勉強は分けて考えられがちですが、実は同じことです。運動動作を覚える、九九を覚える、どちらも脳が覚えるのです。運動をすることで脳が育つ、これが遊びとなれば、子ども達は楽しんで成長できます。更には科学的評価で成長の見える化を行い、正しく成長を評価、把握することで子ども達をより高いところに導くことが必要だと考えています」と話す。