千葉県松戸市 2年連続で待機児童ゼロを達成

千葉県松戸市は、今年4月、2年連続で国基準の「待機児童ゼロ」を達成。“東京に隣接した子育てしやすい街”として、「待機児童対策」を最優先課題として取り組んでいる。千葉県松戸市は保育園への入所について、第1希望から第3希望のいずれかに入所できた割合の93%は保護者の希望を取り入れ、兄弟姉妹で同じ施設に入所している割合は95%といずれも高い数値を示している。

さらに保育の受け皿を大幅に拡大するため、0~2歳児の受け入れを行う小規模保育施設の整備を進めている。その施設数は千葉県内最多の45で、松戸市内全駅の駅前・駅中に保育施設が整備されていることは千葉県内初の事例となる。

また、松戸市では幼稚園の預かり保育を推進している。「幼稚園に入園させたいけど、仕事をしているから無理」「保育園よりお金がかかるから無理」とあきらめている子育てファミリーのために、幼稚園の「時間の壁」「お金の壁」をクリアする助成制度を実施している。早朝から夕方まで預かってくれる幼稚園があり、利用の際にかかる預かり保育の費用を松戸市が助成している。これまで保育園しか選択できなかった就労している人でも、同程度の負担額で幼稚園での教育を選択できることから、利用者は2015年度の100名から16年度は208名と倍増している。

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