ベネッセホールディングスは5月2日、2017年3月期の連結純利益が35億円の黒字(前の期は82億円の赤字)になったと発表した。ゼロだった従来予想から上方修正した。有価証券売却益や保有していた美術工芸品などの売却益を計上した。売上高は前の期比3%減の4300億円と、従来予想(1%減の4388億円)から減収幅が拡大した。高校生向けを中心に通信教育講座「進研ゼミ」の会員数が減少した。営業利益は29%減の76億円となった。従来予想から1億円程度上振れした。進研ゼミなど国内の教育事業でコスト削減も進んだようだ。