秀英予備校は2017年度の新学期から、中学部で週3回授業のサービスを導入する。主に学力中間層向けの学習支援サービスとして、従来の週2回の学習内容の定着を目指す「演習」を週1回加える。静岡や愛知県を中心に約90校で展開し、1人当たり授業単価の引き上げも狙う。演習は、集団指導クラス、個別指導クラスの両方に追加する。特に静岡県東部と中部の一部を含む集団指導22校では週3回を標準として、新年度の生徒募集に踏み切る。ほかの地域の集団指導約40校と個別指導約25校は選択制とし、対象校舎の拡大も今後検討する。
集団指導の場合、中3の5科目総合コースは平日に2日、約50分の授業を各3コマずつ受講する。新サービスでは、別の日に2~3コマの演習を受ける形とする。生徒間で家庭での学習状況に差があり、学力中間層の復習が不十分なケースが目立っていた。週に1回、塾に通う機会を増やすことで生徒の学力定着を目指す。