新たな待機児童問題「3歳の壁」の解消に向けてNPO法人フローレンスは2010年、待機児童問題が特に深刻な0−2歳児を預かる小規模保育所「おうち保育園」を江東区・東雲に開園した。現在は都内で13園の小規模保育所を運営しており、現行の「おうち保育園」では0−2歳児のみしか預かることができず、3歳児以降に保護者が再び「保活」をする必要がある「3歳の壁」がある。「みんなのみらいをつくる保育園」では、「おうち保育園しののめ」「おうち保育園とよす」の連携園として3歳児以降の受け入れを行う。
特長的な保育内容は、いじめや問題行動が多発した1990年代のオランダで開発された「ピースフルスクールプログラム」を認可保育園で初めて導入している。(プログラム提供:クマヒラセキュリティ財団)さらに同建物内には重症心身障害児を長時間保育する「障害児保育園ヘレン」(2017年6月開園予定)を併設しており、交流保育を進めていく予定。