子供たちのインターネット利用について考える研究会(座長:お茶の水女子大学 坂元章教授、以下「子どもネット研」)は、未就学児の保護者を対象に実施した、「未就学児の生活習慣とインターネット利用に関する保護者意識調査」の結果を発表した。
1歳児の4割、3歳児の6割がスマホなどの利用を経験し、その頻度も約5割が「毎日必ず」または「ほぼ毎日」と、スマホなどが未就学児の日常に深く入り込んでいる。
1歳児の41.8%、3歳児の60.3%、6歳児の74.2%が、スマホなどの情報通信機器を利用することがあるという結果となった。2015年発表(2015年3月調査)の全国調査(2015年未就学児等のICT利活用に係る保護者の意識に関する調査報告書 概要版〈総務省情報通信政策研究所〉)の結果と比較してみると、「子どもネット研」調査の方が、0歳児で10ポイント、1~6歳児では20ポイント以上も高く、1年半ほどの短い期間で、利用の低年齢化がさらに進んでいることが分かった。利用内容は写真や動画、ゲームに関するものが多く、その頻度も「毎日必ず」(19.9%)や「ほぼ毎日」(30.7%)など、スマホなどの情報通信機器が未就学児の日常生活に深く浸透していることが判明した。