いじめ等の不適切な行為を報告・相談するアプリ、及び管理者向けの問題解決ツールからなる「STOPit」プラットフォームの日本での小学校第一号導入校として、私立帝塚山小学校(奈良県奈良市、校長: 池田 節)が決定したことがわかった。今回の導入での「STOPit」利用対象者は、3~6年生となる。同学校は「小学生のスマートフォン所有率は年々増加しており、いじめの認知件数も増え続けています。より安心安全な学校環境を提供するとともに、保護者の協力を得て子どもたちの不適切行為が抑止されることを期待して、小学校3~6年生を対象に「STOPit」プラットフォームの導入を決定いたしました。」と期待している。
「STOPit」プラットフォームはいじめ等の不適切な行為を受けている、もしくは目撃した人が匿名で学校等の組織担当者に報告・相談ができる「STOPitモバイルアプリ」と、報告・相談を受けた担当者が適切に管理・対応できる効率的な管理ツール「DOCUMENTit」から構成されている。日本では2016年6月より羽衣学園中学校(大阪府高石市)が「STOPit」プラットフォームを導入している。「STOPitモバイルアプリ」報告・相談ツールの仕組みは、メッセージや画像、動画等を用い現実社会やオンライン上での出来事を簡単に報告・相談できるようになっている。基本的にユーザー(児童・生徒)自身のスマートフォン/タブレットに「STOPitモバイルアプリ」をダウンロード・インストールして使用ができるが、スマートフォンやタブレットを所有していない場合でも、PCなどブラウザに接続できる環境があれば専用ページからログインして報告が可能。
管理する側は「DOCUMENTit」を用い、担当者は報告・相談を受けた様々な出来事を管理・対応ができる。個々の出来事に種類やタグ、担当者等を設定し、アラート等のカスタマイズもできる。必要に応じて組織内外の他者(保護者、教育委員会、警察等)に共有・引き継ぎを行う事も可能となっている。