文部科学省の学校基本調査(速報値)で、今春に大学(学部)を卒業した学生約55万9千人のうち、74.7%の約41万8千人が就職したことが分かった。リーマン・ショック前の2008年(69.9%)を上回った昨年からさらに2.1ポイント改善。6年連続上昇した。就職した約41万8千人の内訳は正規雇用は約39万9千人。卒業者全体に占める割合は71.3%で前年比2.4ポイント上昇。正規雇用の増加が全体の就職者数を押し上げた格好だ。一方、正規雇用以外のフルタイムの契約社員や派遣社員は約1万9千人。同3.4%と、前年比0.3ポイント低下した。