140校に330万円分提供 教科書5社、1社は謝礼 文科省調査

文部科学省は7月26日、高校教科書の発行者による学校関係者への金品提供についての調査結果をまとめた。日本文教出版(大阪)が検定中の教科書を教諭に見せ、謝礼などに1万2千円を支払っていた。他の4社も19都府県の140校に指導書など計約336万円相当を無償で提供していた。文科省は都道府県教育委員会に教科書の採択への影響の有無を調べるよう通達。9月中に結果を公表する。検定中の教科書を外部に見せることは教科書検定規則の実施細則で禁じられ、教諭らへの金品提供も業界の自主ルールで禁止されている。

みんなが私塾界!