国立西洋美術館 世界遺産効果で来館急増

東京・上野公園の国立西洋美術館は1959年竣工で、地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造り。1階正面の壁を取り払って柱のみにした「ピロティ」空間、人体に合わせた「モデュロール」という独特の寸法体系など、ル・コルビュジエの構想を典型的に示した建築と評価されている。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が5月、同館を含む7カ国17点のル・コルビュジエ建築を一括して世界遺産リストに記載すべきだと勧告した。登録勧告の翌日、5月18日の常設展入場者は2205人。一挙に普段の4倍に増えた。

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