第1回「Branded Shorts of the Year」のアワード授与式が、6月9日、アンダーズ東京(東京・港区)にて開催された。
Branded Shortsとは、アメリカアカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)が、日本がアジアにおけるブランデッドムービー(企業などのブランディングの一環として制作された動画コンテンツ)の発信地となることを目指して、新たに立ち上げたプロジェクトのことだ。
そのSSFF & ASIAが定めた4つの視点(アイデア、ストリーテリング、シネマチック、エモーショナル)に基づき、ノミネートされた国内外のブランデッドムービー28作品の中から「Branded Shorts of the Year」が選ばれた。
「Branded Shorts of the Year ナショナルカテゴリー(国内)」を受賞したのは、早稲田アカデミー『「へんな生き物」篇』。
この作品は、まず母親の視点で子供の行動が映し出される。子供の行動は、母親には意味がわからず、奇妙にしか映らなかった。しかし、ある日子供が宇宙飛行士になると言う。そこから、同じ行動を子供視点で見てみると、奇妙な行動の謎がわかるような仕掛けになっている。
タイトルの〝へんな生き物〟に込めた想いついて、株式会社早稲田アカデミー広告宣伝部次長の村瀬厚氏は、「子供一人ひとりが大きな可能性を秘めた生き物だと思っています。それを応援し、見守るというのが、我々塾の仕事です。また、このムービーをご覧いただいて、子供たちを応援する気持ちを共有していただければ嬉しく思います」と、受賞の喜びを語った。
「Branded Shorts of the Year インターナショナルカテゴリー(海外)」は、ジョニーウォーカーブルーラベル『紳士の賭け事Ⅱ』(イギリス)が授賞。また、「Branded Shorts Special Recognition」(日本の動画マーケティングを牽引してきた企業に贈られる賞)には、ネスレ日本株式会社が受賞した。
授与式の最後に、SSFF & ASIA代表の別所哲也氏は、「子供の不可思議、そして大人の冒険心、様々なものが描ける。そして人の心を動かす。それがBranded Shortsです」と選考理由を話した。
当日は、授賞式の他、ネスレ日本によるショートフィルム活用事例やショートフィルム『Life is』(監督:レスリー・キー氏)の上映、「動画マーケティング」に関するパネルトークも実施された。
外部リンク:「早稲田アカデミー「へんな生き物」篇